おじさんは糖尿である。

36才の頃、おじさんは、体重は3ケタ近く、

生活は不規則でほぼ毎日睡眠不足であった。

 

そんなある日、突然のかゆみがおじさんを襲った。

それも、なぜか、おちんちんの先の皮の部分。

(言っておくが包茎ではない)

かゆいかゆいと奥さんに話すと、キレ気味で浮気を疑われた。

おじさんは、浮気をしていない事を証明するため、

もっと言えば、性病でないことを証明するため、

近所の泌尿器科を受診した。

 

医師は診察後、静かに言った。「性病ではありません。

しかしながら糖尿の疑いがあります。

後日、空腹時採尿と採血を行いましょう」と。

 

帰宅し不機嫌な奥さんに伝えると、奥さんの表情は

悲しく曇った。

一応、浮気の疑いは晴れたが、別の意味で嫌な思いを

させてしまった。

 

後日、検査をすると、ヘモグロビンA1cは10.3

やはり糖尿病だった。

おじさんは糖尿病になってしまった。