新福菜館 麻布十番店ー 食べながら次にまたくることを考えている。
麻布十番駅から66メートル。
妻があれじゃない?とゆびを指す。
僕はそれを見ながら、
「アホか、新福菜館(しんぷくさいかん)館って言うぐらいだから
立派なビルに決まってるでしょ」と言いながら歩いて行くと、
妻の言う通り、フツーの昔ながらの
ラーメン屋の店構えにでーんと「新福菜館」の看板。
「やっぱりここじゃん。」勝ち誇る妻を無視して、
外に出ている券売機で食券を購入
そういえば、この店に関する僕の中にある情報は、
京都の中華そばを食べさせてくれる店ぐらいしかありません。
なので生卵のせの中華そば大を選択。
土曜日の11時30分。4名ほど並んでいます。
待つこと15分。
イケメン店員が誘導してくれました。
店に入ると先に入っているお客さんの全員が焼き飯を食べている。
中には焼き飯だけ食べているお客さんもいるほど。
女性の方も中華そばと焼飯をセットで食べている。
なんだろう、この異様な光景。
ラーメン屋でこんな景色を見たことはなかった。
…あれ?完全にしくじった?
お店の方には申し訳ないがすぐに焼飯(小)を追加注文。
快く聞き入れてくださりひと安心。
もしかしてこの店のあるある?
で、少し期待しながら待っていると、着どーーーーん。
ほぼ黒いスープを一口飲む、んんあぁと思わず声がでる。美味しい。
次に麺。ストレートのやや太めの麺がスープに合ってていい。
さらに、麺と九条ねぎとチャーシューを頬張る、
これがうまい!ひとつひとつがちゃんと美味しいから
組み合わせると何倍もの美味しさになる。スゴイ。
続いて焼飯をいただく。
ひと口でふわっと醤油の香ばしい香りが広がる。
フツーのチャーハンにはないこの香ばしさ。
具材も九条ねぎチャーシュー卵がちゃーんと存在していて
ちゃーんとそれぞれの風味を出している。
中華そば、焼飯を数口ずつ食べ終わると、僕はもう
次に来る予定をたて始めてしまう。
未来の僕に食べさせてあげたくなる美味さなのだ。